CP-700Zは現在でも通用するのか モノクローム編

 先日、EPSONオールドデジカメのCP-920Zを引っ張り出してきた時に、CP-700Zも一緒に発掘しました。
 1998年11月発売の古い機種です。
 CP-920Z導入時にお蔵入りとなり、そのまますっかり忘れておりました(笑)
 こちらの記事には韓国製と書かれていて、底部にMADE IN KORIAの表示がありますが、私の固体にはMADE IN JAPANの表示。
 同時に二つのラインで製造されていたのでしょうか。
 もしかすると他の国でも作られていたのかもしれませんね。

 スペック的には130万画素(有効画素数124万画素)のCCDなのですが、EPSONお得意のHYPERモード(補完モード)により200万画素相当の出力が可能です。
 EPSONはこの手の補完が好きなのか、多くに機種に加え、R-D1シリーズの現像ソフトにも搭載しています。
 当時としてはコンパクトカメラに位置付けされるであろう本機ですが、R-D1よりちょっと小さい程度です(笑)
 そして分厚いので握り甲斐があります。

 けど、嫌じゃありません。
 携帯性は良くありませんが、構えるときに安定します。

 左側に突起があって、ストラップを握りこんで親指でホールドすると・・・
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 片手でコレもんですよ。
 ご覧の通り、スナップ撮影で絶対的安定性を誇ります。
 こうやって改めて評価をしてみると、これって結構いいのかもしれないなと思います。
 あー、これはiPhone4Sで適当に撮影した画像なので気にしないでください。

 因みに上の画像では確認出来ないのですが、厚みはEOSのグリップを握り込む位(笑)
 で、左の凹みは光学ファインダーで、通常これを覗いてフレーミングします。

 ともあれ、1998年の写りを見てみましょう。
 好みからモノクロモードの★★★で撮影しています。
 当時のEPSONは、★ボタンを押す毎に液晶に★マークが増減し、★三つが最高画質です(笑)
 (H★★★になるとHYPERモード)

 先ずはそのまま撮って出しを縮小したものです。
 (被写体は私鉄最古の駅舎、南海電気鉄道浜寺公園駅)
f0331001_17211465.jpg
 あら?
 そんなに悪くないな。
 若干エッジを強要するクセが見られるものの、フィルムのモノクロームを紙焼きしても、似た様に見える事もありますから、これはこれで良いのかも。
 もう少し周辺が甘くなるかと思ったんですけどねぇ。
 時代的にあまり足したり引いたりしていないのかもしれません。

 これだけでは面白くありませんので、『DxO FilmPack』というソフトで銀塩効果を付加してみましょう。
 簡単にいえば、フィルムシミュレーションです。
 今現在バージョン4ですが、このソフトはバージョンが進むにつれ、高機能になるのにシミュレート出来るフィルムの種類が減っていきます(笑)
 フィルムの銘柄が段々市場から消えているので・・・
 って事でバランスがよかったバージョン3から各社の代表的なフィルムをピックアップしてみました。

 ※モニターから離れ気味にして鑑賞下さい。


 Neopan Acros 100
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 Kodak T-Max 400
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 Kodak Tri-X 400
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 Polaroid 672
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 Rollei Retro 80s
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 どうですか?
 L判程度でプリントするには鑑賞に堪えられる画質だと思いませんか?
 CP-700Zもまだまだ捨てたモンじゃないですね。

 上の駅舎左側にポストがあります。
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 少し露出を下げ、Neopan Acros 100のエフェクトを掛けてみました。
 触ってこの辺までかな。
 基本ノーマルで十分ですけどね。
 後は3:2にクロップすればよいかな。
 この場合、左側は必要ないですね。
f0331001_18460523.jpg
 こんな感じでいいでしょう。

 結論として1998年製のデジカメでも、L判に限ってなら絵作りは可能な様です。
 ただし、イメージセンサーのサイズによる深い被写界深度といい、少ない画素数からくるほんのり甘い描写は、かつてのハーフサイズカメラで撮影した雰囲気と似ていると思います。
 ボディはフルサイズ一眼並みの大きさですけれど(笑)

by Penepson | 2014-04-20 17:37 | 想うこと(撮影・検証)

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