微妙な重なりがありますので見づらい所もありますがご容赦願います。 最も外側の赤い線がライカで採用され広まった36mm × 24mmで、緑の線はSONYがα7で採用した映像素子(35.8mm × 23.9mm)です。 こうやって見ると殆ど忠実なサイズであるといえそうです。 ただし、この全域がα7で撮影した際に映し出されるエリアかどうかまでは、興味が無い為に知りません。 その内側にある黄色い線...水色の線に隠れていますが...それがR-D1で採用した映像素子のサイズ(23.7mm × 15.6mm)です。 水色がベイヤーデータから実際の画像として生成されるサイズ(23.4mm × 15.6mm)となり、完成された画像のピクセル数は、3,005 × 2,000 = 6010,000画素(601万画素)です。 上記の内容より割り出すとフルサイズに対するレンズの画角は1.538倍相当という数値が出てきます。 ただし、フィルムの基本フォーマットが36mm × 24mmだとしても、撮影者全員がその100%を使用して表現(つまりフィルムで写っていない部分との境界までプリントするか否かは撮影者の芸風に依存する要素)しているとも限りませんし、一般のラポでプリントされる範囲だと更に狭くなりますので、境界まで100%使用が当たり前であるデジタルカメラとイメージ比較する場合は一考する必要があります。 とはいえ、ほんの僅かの数値ですから感覚的には分からないともいえます。 ともあれR-D1は601万画素で画角の補正値は1.53~1.538倍って事です。 公称値の1.53倍で良いでしょう。 余談ですが、R-D1で採用されているフレーム枠は意図的に枠外まで写るサイズで作られているので、レンズの1.53倍以上(APS-C以上)写ると錯覚されていらっしゃる方、物理的に映像素子より大きな範囲は写りませんので認識を正しましょう。 フレーム枠が小さめだと、余計な範囲が写る事があっても、肝心な部分が切れる確率が低くなるので、恐らくそういった配慮だと思われます。 610万画素というのは映像素子のスペックに過ぎず、実際には601万画素というのが正しい様です。
by Penepson
| 2017-08-08 10:21
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